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≪当日動画あり≫シンポジウム 【生きること、それも表現 ~「表現未満、」はどこに行く~】

シンポジウムの配信動画は下記からご覧いただけます


「誰もが認められる社会」を実現するためには、自分と同じ属性の人だけではなく、さまざまな立場の人たちの生き方、価値観に触れることが必要です。しかし、『他者』を受け入れていくことはとても難しく、いくつもの「理解しがたい」ことを乗り越えていかなければならないでしょう。
 「表現未満、」はその人を現す行為を(たとえ問題行動だとしても)、その人の表現、そして「表現未満、」としてリスペクトしていく文化を育てたいと考えています。
 このシンポジウムでは、社会の周縁にいる障害者を例に、その存在を「表現」としてどう社会に顕在化しているのか、また、さまざまな人たちの存在を受け入れていくために「表現」どうとらえていけばいいのか、また、社会化することの意義を探っていきます。

【第一部】 表現の多様性~私たちが伝えたいこと
日時:2019年12月8日(日) 13:00~15:00
ゲスト:
 岡部兼芳(はじまりの美術館 かんちょー)
 津口在五(鞆の津ミュージアム 学芸員)
 木ノ戸昌幸(NPO法人スウィング リジチョー)
 久保田翠(認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ代表)
場所: たけし文化センター連尺町


※託児をご希望の方は、要申込みです。お申し込みの際にお子様のご年齢をお伝えください

そもそも障害の人たちから生まれている作品たちは、芸術という文脈に回収されていくことを望んだのでしょうか。また、かれらの表現活動は、新奇的な作品制作が目的ではなく、福祉という事業が持つ、人と人との関係の作り方や多様性、人が生きていく上で欠かせない「文化的な生活」のあらましを社会に顕在化させていくことも大きな役割ではないでしょうか。そうしたことを現場を熟知している皆さんとともに語り合います。

岡部兼芳(はじまりの美術館 かんちょー)

1974年郡山出身。福祉作業所の支援員・中学校教員を 経て、社会福祉法人安積愛育園に入職。知的に障がい をもつ利用者の表現活動をサポートする「ウーニコ」に 携わる。2014年からは、福島県猪苗代町に開館した「はじまりの美術館」で館長を務める。

津口在五(鞆の津ミュージアム 学芸員)

1976年広島県生まれ。鞆の津ミュージアム学芸員。2013 年に 館の運営母体である社会福祉法人 創樹会へ入職。知的に障 害のある人たちが生活する入所施設で支援員として働きなが ら、展覧会制作に携わり始める。個人の生にねざした独自の創 作的表現に関心あり。企画した展覧会に『凸凹の凹凸』『Re:解 体新書』『原子の現場』『世界の集め方』『文体の練習』『かたど りの法則』『折元立身|Postcard Drawings』など。

木ノ戸昌幸(NPO法人スウィング リジチョー)

NPO法人スウィング理事長。フリーペーパー『Swinging』編集長。 1977年生まれ・愛媛県出身。立命館大学文学部日本文学専攻卒 。引きこもり支援NPO、演劇、遺跡発掘、福祉施設勤務等の活動・ 職を経て、2006年にNPO法人スウィングを設立。人の「働き」を「 人や社会に働きかけること」と定義し、既存の仕事観、芸術観を 揺るがす創造的実践を展開中。単著に『まともがゆれる ―常 識をやめる「スウィング」の実験』(2019/朝日出版社)


【第二部】 表現の可能性~他者・社会と接続するために
日時:2019年12月8日(日)15:30~19:00
ゲスト:
 藤浩志(美術家・秋田公立美術大学教授)
 小松理虔(地域活動家)
 久保田翠(認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ代表)
場所: たけし文化センター連尺町


※託児をご希望の方は、要申込みです。お申し込みの際にお子様のご年齢をお伝えください

「表現」は限られた人たちのものでも、美術館やホールだけで扱うものではありません。人々の生活と地続きにある「表現」がどのように展開され、これからの日本の中でどんな意味をはらんでいくのかをゲストとともに語り合います 。

藤浩志(美術家・秋田公立美術大学大学院教授)

京都市立芸術大学大学院美術研究科修了後、パプアニュー ギニア国立芸術学校講師、都市計画事務所勤務を経て地域 をフィールドにジャンルにとらわれないプロジェクトを試みる。 「ヤセ犬の散歩」「お米のカエル物語」「Vinyl Plastics Connection」「Kaekko」「藤島八十郎をつくる」「Polyplanet Company」「Jurassic Plastic」等。 https://www.fujistudio.co

小松理虔(地域活動家)

1979年福島県いわき市生まれ。地域活動家・ライター。 地域に関わる様々な企画、情報発信などに関わる。単著 に『新復興論』、共著に『ローカルメディアの仕事術』『常 磐線中心主義』ほか 。

認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ
たけし文化センター連尺町(〒430‐0939 静岡県浜松市中区連尺町314-30
電話:053-451-1355 メール:lets-arsnova@nifty.com

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「話す考えるトークシリーズ」は、様々なジャンルの専門家・活動家のみなさまと「表現未満、」について話したり、考えたりするシリーズです。

「表現未満、」だらけな世の中~イタズラとくだらなさと信仰~深澤孝史さん(美術家)×新澤克憲さん(就労継続支援B型事業所ハーモニー)×田中純さん・益山弘太郎さん(ハーモニーメンバー)

「いたずら」ってなに?「くだらなさ」とは?身も蓋もない質問で、すみません。でもでも、突然「いたずら」や「くだらない」モノゴトに出会うと、そんなことを考えたくなるく らい、途方にくれたり、揺らいだりすることがあります。 「とくいの銀行」や「おべんとう画用紙」などを手がける深澤孝史さん、「幻聴妄想かるた」を製作・販売するハーモニーの新澤さんとハーモニーのメンバー二人の計4人で「いたずら」や「くだらなさ」の姿を追いかけながら「信仰」の話まで、ガヤガヤと語っていただきます。

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