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小松理虔さん「表現未満、」の旅が書籍化されました

福島在住、ローカルアクティヴィストの小松理虔さんは2019年に約1年間かけて、NPO法人クリエイティブサポートに定期滞在し、観光をしていました。そしてその様子はこちらの「表現未満、ウェブマガジン」に「小松理虔の『表現未満、』の旅」と題し紀行文として掲載され、大きな反響をよびました。

この度、その紀行文の増補版が現代書館さんから書籍『ただ、そこにいるひとたち』として販売されることになりました!

全国の書店・ネット販売でお手に取って頂けます。ぜひお買い求めください。


障害のある人がどうしてもやってしまう行動を表現として認め、「いたいようにいる」ことで社会変革をめざすNPO法人クリエイティブサポートレッツ(静岡県浜松市)。当団体を1年かけて「観光」した、福島県いわき市在住のローカルアクティビスト・小松理虔さんによる旅行記的人文書。専門家でも支援者でもなく、あくまでヨソモノとして障害のある人と「ただ、そこにいる」ことで、自己と他者を理解するための扉が開く。東浩紀、國分功一郎両氏などの哲学のエッセンスも満載。

鷲田清一氏推薦!

一日中入れ物に石を入れてカチカチ鳴らしている人、飛び跳ねている人、寝ている人、うろうろ歩き回っている人……多くの支援実践で「問題行動」とされることを、レッツでは「表現未満、」と呼んで面白がっている。その人がどうしてもやってしまう行動を表現として認め、いたいようにいることを支える。管理も支配もノルマもない。そんなレッツの世界を旅するうちに、小松理虔さんの価値観が変化していくところがみどころです。

【目次】

1 ただ、そこにいる人たち
2 表現未満、表現以上
3 福祉と誤配
4 マジックワードを超えて
5 親亡きあとの福祉
6 支援を離れて生まれる余白
7 オガちゃんの500円
8 親の決定、友人との合意形成
9 支援と共事
10 「いろいろな人たち」の中にぼくもいる
11 はじまりの言葉
12 体験としての障害と福祉
13 いっしょにいる、ともに流れる
14 表現未満、はなぜか社会に広がる
15 オガ台車は問いかける
16 文化センターが壊す当事者「性」
17 散歩は地球を救う
18 オープン・ジャーナリズム
19 受け継がれるゲップ
20 対談 久保田翠(レッツ代表)×小松理虔

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「表現未満、」を編む アサダワタル(文化活動家)

表現は一人で行うものなんでしょうか?表現とは意図的な内面の表出なんでしょうか?そもそも生活と表現となにが違うんでしょうか? 「住み開き」、「 表現のたね 」 などの著書を手がけ、「千住タウンレーベル」などのアートプロジェクトも行うアサダさん は、身近にある行為・活動を編み直して、新しい表現とその 可能性を実験・模索しています。そんなアサダさんに「表現」 の意味をもみほぐしてもらう2時間です。

10月23日(日)演劇ステージ「風と砂利とこと」出演者情報

何かを表現するっていうことは、それまでは決して表現でなかった「音/こと」を表現の 俎上(そじょう)に載せるためになされるんですわ。だから、それは単なる主張以上のもの、それでいながら表現未満なものを、違う次元に押し込むものなんだと思うんですよ。

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