「たけしと生活研究会」発足します。
クリエイティブサポートレッツは2018年11月に、浜松市中心市街地に「たけし文化センター連尺町」をオープンしました。「たけし文化センター」とは、重度の知的障害者のたけしのやりたいことをやり切る熱意(たとえ、それが問題行動だとしても)を文化創造の大切な軸ととらえるという文化事業です。「たけし文化センター連尺町」は、重度の知的障害者の活動場所と様々な人たちが交流する場(図書館カフェ、音楽スタジオ、など)や機会、そして、3階には重度の知的障害者のシェアハウスと一般の方々が泊まれるゲストハウスがあります。
重度の知的障害のある「たけし」さんは現在23歳。親から自立して生活することを模索する中で、生活・暮らしについて研究していきます。一人暮らしなのか、それとも誰かと一緒に住むのか、支援ではない人間関係、「他者」とともに時間を過ごす暮らし方、疑似家族にならないケアと暮らし、お金の使い方、地域との関わり…。「たけしと生活」を考えることは、障害者に限ったことではなく、私たち自身の住まい方、暮らし方、生活を考える機会でもあります。さらには、一般の人が重度の知的障害のある「たけし」と生活することで、新しい希望が見出されるかもしれません。「たけしと生活研究会」は重度の障害者の生活の研究する通して、さまざまな人たちがともに生きる暮らし方を「たけし と」ともに考えていきます。
協力/助成 : 福祉医療機構「社会福祉振興助成事業」
最新情報
2019.10.2 トークシリーズ#5(11月5日[火]/ ゲスト:テンギョウ・クラさん)を開催します。
2019.10.2 トークシリーズ#4(10月2日[水]/ ゲスト:アサダワタルさん)を開催します。
2019.09.20 トークシリーズ#3(9月20日[金]・21日[土]/ ゲスト:相澤久美さん)を開催します。
2019.08.30 たけしと生活研究会 the party
2019.07.31 トークシリーズ#2(8月8日[木] / ゲスト:中田一会さん)を開催します。
2019.07.04 トークシリーズ#1(7月22日[月] / ゲスト:中村和利さん)を開催します。
トークシリーズのレポートなどは、ウェブサービス「note」に掲載しています。
こちらをご覧ください。→ https://note.mu/takekatsu2019
〈事業内容①〉「たけし文化センター連尺町」での実験
重度の知的障害者が、実際に「たけし文化センター連尺町」で生活を行います。また、シェアハウスの同居人の一般募集や、ゲストハウスの運営、宿泊イベントの開催などを通して、外部の方が重度の知的障害者の生活に関わる実験も行います。
たけしくんのシェアハウスでの生活をスタートすべく、準備が着々と進んでいます。
8月末にたけしくんはシェアハウスで二泊の宿泊を行うのですが、「たけしと生活研究会」は、この機会にシェアハウスへみなさんを招いてパーティーを開くことにしました。たこ焼きをつくったり、おすすめのYouTubeビデオを見せ合ったりしながら、街なかの金曜夜をたけしと一緒に、だらだらかつちょっぴり刺激的に過ごしてみませんか?
〈事業内容②〉トークシリーズの開催
ゲストを招き、多様な視点から人の生活について考察していきます。
#1 風雷社中の中村さんに聞いてみる!
重度知的障害のある人の自立生活(ケア付き一人暮らし)!?
〜「Transit Yard げんちゃんの記録」上映会&トーク in 浜松〜
ゲストは、知的障害のある人の自立生活に関わるNPO法人風雷社中の中村和利さん。彼が関わる重度知的障害のある青年の自立生活を記録した映画「TransitYard げんちゃんの記録」を上映しながら、自立生活とはなにで、なぜ必要なのか、自立生活の実際についてお話を聞きます。《詳しくはこちら》
ゲスト:中村和利(NPO法人風雷社中理事長、WEBマガジンIKETAMA主宰)
日程:2019年7月22日[月]19:00−21:00
場所:たけし文化センター連尺町(静岡県浜松市中区連尺町314-30)
料金:無料(カンパ制)
定員:30名(申込み先着順)
#2 中田一会さんに聞いてみる!「家を継ぎ接ぐ」で考えたこと
ゲストは、広報コミュニケーションプランナーの中田一会さん。彼女が書き著した、ある住まい方の実験の記録「家を継ぎ接ぐ」についてお話いただきながら、いまわたしたちの生をとりまくもの、そして他者と生きていくことについて考えます。《詳しくはこちら》
ゲスト:中田一会(広報コミュニケーションディレクター、きてん企画室)
日時:2019年8月8日[木]18:30~20:30
場所:たけし文化センター連尺町(静岡県浜松市中区連尺町314-30)
料金:無料(カンパ制)
定員:20名(申込み先着順)
〈「のヴぁてれび」の YouTube Live にてライブストリーミング配信予定〉
#3 相澤久美さんに聞いてみる!家族という境界を揺るがす住まいと生活
ゲストは、編集者、プロデューサー、建築家、二児の母( 17歳・11歳 )とさまざまな顔がある相澤久美さん。彼女の自宅は仕事場と住宅が併設する 4 階建ての狭小ビル。オフィス には昼間スタッフが出入りし、いろいろな人たちが混ざり合い、子どもたちも両親以外の人たちの手を借りながら育っているよう。この暮らし方の風通しの良さについてお話を伺う予定です。
また第二部では浜松在住、2児の母、地域とともに子どもを育てることを画策しているロビンス小依さんも交えて、家族の境界について、住まいについて語り合っていきます《詳しくはこちら》
ゲスト:相澤久美(建築家・編集者・プロデューサー)
場所:たけし文化センター連尺町(静岡県浜松市中区連尺町314-30)
料金:無料(カンパ制)
定員:各回20名(申込み先着順)
[夜の回]
久保田翠×相澤久美
日時:2019年9月20日[金]18:30~20:30
[昼の回]
久保田翠×相澤久美×ロビンスさより
日時:2019年9月21日[土]13:30~15:30
ゲストは、「表現による謎の世直し」を掲げて活動している文化活動家・アーティストのアサダワタルさん。自分の趣味や興味など私的なことを、自宅などのプライベートな空間を少し開いて共有する「住み開き」の提唱者です。また、音楽をはじめとした「表現」を通じて、人や街の記憶を呼び起こし、共有する取り組みも各地で展開しています。「表現」とは、「その人らしさを表すこと」かもしれません。日常に表現的な眼差しを向けるアサダさんと共に、自分らしい・その人らしい生活とは何なのか、また、それを他の人と共有することについて考えます。
ゲスト:アサダワタル(文化活動家・アーティスト)
日時:2019年10月2日[水]18:30~20:30
場所:たけし文化センター連尺町(静岡県浜松市中区連尺町314-30)
料金:無料(カンパ制)
定員:20名(申込み先着順)
#5 テンギョウ・クラさんに聞いてみる!「生活とか自立とか友達とか」
重度知的障害者のたけしくんの「友だち」を自称するテンギョウ・クラさん。昨年たけし文化センター連尺町がオープンしたときに3か月間たけぶんに滞在して利用者の皆さんと過ごしました。また、一緒に旅行に行ったり、大学の講義に行ったり、たけしたちとのかかわりが多くあります。
テンギョウさんは世界を旅する「放浪者(ヴァガボンド)」と自分のことを呼びます。さまざな国の様々な人たちと共に暮らし、多様な価値観を持つ人たちと生活を共にしてきた経験の中から、ケアする人ではない友人の存在とは、生活するとは、自立していくとは・・・。テンギョウさんの視点から語っていただきます。
日時:2019年11月5日[水]18:30~20:30
場所:たけし文化センター連尺町(静岡県浜松市中区連尺町314-30)
料金:無料(カンパ制)
定員:20名(申込み先着順)
申込:
メール lets-arsnova@nifty.com 電話 053-451-1355
◎ 毎月1回開催予定。「#5」以降は現在調整中です。決まり次第、こちらでお知らせします。
〈事業内容③〉シンポジウムの開催
上記の実験・研究の成果を発表・議論するシンポジウムを開催します。
◎ 開催時期・内容は未定です。決まり次第、こちらでお知らせします。