困難な状況におかれたとき、「出口がない」と思うことがあります。災害、孤立、感染症、差別、貧困など危機的な状況だけでなく、住む家がない、友達がいない、周りからの圧力、期待されすぎている・・・といった、いつ起こってもおかしくない、そんな状況に対して、知的障害のある人たちと共にあがいてきたクリエイティブサポートレッツはこれまでアートのチカラでなんとか切り抜けてきました。
今年はそんなレッツと一緒に「生きのびるためのエクササイズ」をしてみませんか?気軽に参加できるものから、じっくり思考するものまで、各種揃えて、あなたをお待ちしています。
認定NPO法人クリエイティブサポートレッツは20年以上にわたり共生社会の実現を目指して活動してきたアートNPOです。重度の障害がある方の福祉サービス事業や文化事業、まちづくり事業などを行っています。2024年から<生きるのびるためのエクササイズ>を開講し年間を通じて体験できる事業を公開します。
今回ふたつのエクササイズを用意しました!ひとつは多様なゲストのトークやツアーなどを通じて自分の視点や「見えかた」をふやすエクササイズ。
もうひとつは、実際にレッツが活動する浜松を舞台に地域のつながりをつくるお祭りやフリースペースに参加し、自分の「ちまた(居場所)」をふやすエクササイズです。
期間:2024年4月15日~2025年3月31日
場所:たけし文化センター連尺町(浜松市中央区連尺町314-30)/ちまた公民館(浜松市中央区田町327-24)/新川モール ほか
料金・申込み:各イベントごと(有料イベントあり)
様々な分野の専門家が、レッツの運営するたけし文化センター連尺町やちまた公民館に滞在します。知的障害のある人たちと過ごしたり、スタッフと話してみて、いったい何を思うのでしょうか。文化人類学者なら、劇作家なら、編集者なら、それらの風景はどんな風に見えるでしょうか!?滞在2日目に公開トークもあります。
申し込み
[参加費]1,000円(毎回)
[定員]先着30名(毎回)
[申込み方法]下記Googleフォーム/電話(053-451-1355)/メール(lets-arsnova@nifty.com)
2024年
【終了しました】8/3(土) 17:30-19:00 岸井大輔(劇作家) 「共有することは可能か?暮らすこと、共に居ること、」
詳細→https://cslets.net/wp/hotnews/news-2926
場所: ちまた公民館
参加費: カンパ制
ゲスト・プロフィール
拠点形成の実践や芸術教育の活動を、演劇の形式を考え可能性を開く様々な作品群として発表している劇作家。1970年生。代表作『東京の条件』『戯曲は作品である』『龍灯祭文』ほか。多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科非常勤講師
【終了しました】9/14(土) 13:30-15:30 松村圭一郎(文化人類学者)
場所: たけし文化センター連尺町
ゲスト・プロフィール
岡山大学文学部准教授。所有と分配、海外出稼ぎ、市場と国家の関係などについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(ちくま学芸文庫)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)、『くらしのアナキズム』(ミシマ社)、『はみだしの人類学』(NHK出版)、『小さき者たちの』(ミシマ社)、『旋回する人類学』(講談社)、『人類学者のレンズ』(西日本新聞社)など、共編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)、『働くことの人類学』(黒鳥社)がある。
【終了しました】10/5(土) 17:30-19:30 村上慧(作家) ※時間変更ご注意ください
場所: ちまた公民館
ゲスト・プロフィール
東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。自作した発泡スチロール製の家を背負って移動生活をしたり、広告収入を使って看板の中で生活するプロジェクトなどを行なっている。最近は千葉県山武市に購入した土地で、地下水の気化熱と落ち葉の発酵熱を利用した冷暖房を開発する《村上勉強堂》計画を進めている。著書に『家をせおって歩く』(福音館書店)『家をせおって歩いた』(夕書房)などがある。
【終了しました】10/9(水) 18:00-20:00 西川勝(臨床哲学プレイヤー)①
場所: たけし文化センター連尺町
ゲスト・プロフィール
1957年、大阪生まれ。専門は、看護と臨床哲学。元大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任教授。現在はNPOココペリ121理事。高校卒業後、精神科・透析治療・老人介護の現場で看護師や介護士として働く。一方で関西大学の2部で哲学を学び、後に大阪大学大学院文学研究科博士前期課程修了。現在は「認知症コミュニケーション」の研究を行いつつ、哲学カフェやダンスワークショップなどの活動にも取り組む。著書に『となりの認知症』(ぷねうま舎)、『「一人」のうらに』(サウダージ・ブックス)、『増補 ためらいの看護』(ハザ)、など。共著に『ケアってなんだろう』(小澤勲編、医学書院)など。
【終了しました】10/10(木) 10:30-12:30 西川勝(臨床哲学プレイヤー)②
場所: ちまた公民館
11/9(土) 13:30-15:30 伊藤亜紗(美学者)
場所: たけし文化センター連尺町
ゲスト・プロフィール
東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長、リベラルアーツ研究教育院教授。MIT客員研究員(2019)。もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。博士(文学)。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『手の倫理』(講談社)。第13回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、第42回サントリー学芸賞、第19回日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞受賞。
11/13(水) 18:00-21:00 小松理虔(地域活動家)
場所: たけし文化センター連尺町 ※場所変更ご注意ください
ゲスト・プロフィール
1979年福島県いわき市生まれ。地域活動家。いわき市小名浜を拠点に、食、文化芸術、医療福祉、観光などの領域でさまざまな地域活動、文筆活動を行う。2018年、震災後の活動についてまとめた『新復興論』で大佛次郎論壇賞を受賞。編集者として関わった、いわきの地域包括ケア「igoku」ではグッドデザイン金賞を受賞。近年は、さまざまな課題の当事者を取り囲んでいる「共事者」をテーマに研究・執筆を続けている。
12/7(土) 13:30-15:30 松尾亜紀子(エトセトラブックス代表、編集者)
場所: たけし文化センター連尺町
ゲスト・プロフィール
1977年長崎生まれ。編集プロダクションを経て、河出書房新社に編集者として15年間勤務。2018年に独立し、フェミニズム専門の出版社エトセトラブックスを設立する。2019年、身近な話題を特集してフェミニズムを考える雑誌『エトセトラ』を創刊。これまでの特集テーマは「コンビニからエロ本がなくなる日」「We LOVE田嶋陽子!」「私たちは韓国ドラマで強くなれる」など。これまで刊行した書籍は、牧野雅子『痴漢とはなにか』、ベル・フックス『フェミニズムはみんなのもの』(堀田碧訳)、小山さんノートワークショップ『小山さんノート』など。2021年、東京新代田に「フェミニストのための書店」エトセトラブックスBOOKSHOPをオープン。画像クレジット:SAMSON YEE
2025年
1/11(土) 13:30-15:30 青田元(ヤマハ発動機株式会社 執行役員 新事業開発本部長)
場所: たけし文化センター連尺町
ゲスト・プロフィール
1996年三井物産入社、主に金属資源の鉱山・工場開発等投融資案件の組成やトレーディング業務を担当。デトロイト、ニューヨーク、ロンドンで合計10年の海外駐在も経験。2010年にハーバードビジネススクール リーダーシップ開発プログラム(PLD)修了。2017年ヤマハ発動機入社、経営企画部で全社の長期ビジョン及び中期経営計画の策定、実行管理を担う。2020年5月Yamaha Motor Ventures のCEO(現在はChairman)、7月から技術・研究本部NV・技術戦略統括部長に就任。2024年1月から現職本部長、3月執行役員に就任。
※予定していました「坂口恭平(作家・画家・音楽家)」さんの回は中止となりました。
たけし文化センター連尺町やちまた公民館に滞在する観光ツアー。100時間もいれば、もう以前の自分ではいられなくなる!という噂(?)の人気ツアーです。忙しい現代人にむけて、まずは1泊2日のツアーを毎月開催しています。
一生に一度くらい、重度の知的障害がある人たちと寝食ともにすごしてみませんか。
開催日: 毎月第3金曜・土曜
2024年
5/17(金)-18(土) 6/14(金)-15(土) 7/19(金)-20(土) 8/16(金)-17(土) 9/20(金)-21(土) 10/18(金)-19(土) 11/15(金)-16(土) 12/20(金)-21(土)
2025年
1/17(金)-18(土) 2/21(金)-22(土)
あなたの見慣れた景色を、重度の知的障害のある人たちが塗り替えてくれる、おでかけ企画。おでかけ先でその土地のみなさんと過ごしたり、レッツ代表の久保田がお話したりします!お出かけ先も募集中です!メール件名に「かしだし」と書いてお問い合わせを。
[2024年度お出かけ先]佐鳴台小学校、聖隷クリストファー大学、富塚中学校、ぶんじ寮(東京都国分寺市) ほか
毎月1回、レッツ代表久保田翠のファシリテーションによる哲学カフェ「ミドのヴぁ」を行います。今まで日本人が大切にしてきた暮らしや住まい方、生き方の根幹をなしていた「家族・血縁・地縁」。それらに頼らない生き方、暮らし方、住まい方を、重度障害者の家族の「暮らし」をもとに考えてみます。こども、障害、女性、ジェンダー、人権など。代わりゆく社会の中で私たちは何を大切にしてい生きていくのか。皆さんで語り合いましょう。
場所: ちまた公民館
参加費: 300円
テーマ:親亡き後をぶっ壊せ!
①子供の自立と親の自立~親の人権、子どもの人権
【終了しました】7/9 (火) 10:30~12:00
②家族という呪縛~家族のことは家族が担うべきものなのか
【終了しました】8/20 (火) 10:30~12:00
テーマ:母親・女性・家族の幻想
③母親・女性神話の幻想~母親は家族のために人生をささげていいのか
【終了しました】9/10 (火) 10:30~12:00
④役割分担の幻想~男だから、女だから、にある呪縛
【終了しました】10/8 (火) 10:30~12:00
⑤家族神話の幻想~家族がいるから安心?家族がすべてを担えるのか
11/12 (火) 10:30~12:00
テーマ:「健康で文化的な生活」を考える~これからの住まい・くらしのカタチ
⑥健康で文化的な最低限度の生活って何?
12/10 (火) 10:30~12:00
⑦文化的な生活が必要な理由
2025/1/14 (火) 10:30~12:00
⑧これからの住まい・くらしのカタチ
2/18 (火) 10:30~12:00
浜松の中心市街地で、あたらしい地域のつながりを楽しんでつくる「凸凹(でこぼこ)祭り2024」を今年も開催します!寄ってたかって大きな造作物「凸(デコ)」を造って、祭りで引き回そう!何も考えることはない。ただ、楽しもう!8月26日からはちまた公民館が凸をつくる基地になるよ!WSなど盛りだくさん!詳細はウェブをご覧ください。
【終了しました】デコ基地で凸(デコ)を作ろう
場所: ちまた公民館 期間: 8/26 (月) – 9/19 (木) 13:00-17:00
制作参加アーティスト: 坂田吉章(遠州天狗屋)/TAKE SPACE/プスプスby zing
【終了しました】凸凹まつり当日
日時: 9/21 (土) 12:00-18:00
場所: 新川モール
内容: 凸引き回し/クラブ盆踊り/出店/ワークショップ
浜松中心市街のご近所のあの人この人、気になるあの人この人。話を聞いてみたいけど、なかなかゆっくり話せない、そんな人たちにお声かけして、気楽におしゃべりする会。今年も各スタッフがお話を聞きたい人たちをお誘いし公開トークイベントを開催しますよ!(15名を予定)
場所: ちまた公民館
参加費: 無料(カンパ制) ※事前申込み不要
▼開催日時・ゲスト
2024年
【終了しました】8/28 (水) 18:30-19:30 紺屋町の美容室rocca
8/30 (金) 18:00-19:00(→台風のため延期) 鈴木藤男
【終了しました】9/4 (水) 18:30-20:00 荒石真生(JICA浜松デスク)
【終了しました】10/21 (月) 18:00-19:30 空閑美帆(ツインギャラリー蔵)
11/21 (木) 18:00-19:00 後藤誠之(tyu beer代表)
11/27 (水) 18:00-19:00 御園井智三郎(ミソノイサイクル代表取締役)
12/3 (火) 18:30-19:30 竹村有希(Fablab浜松/Take-Space テキスタイル担当)
2025年
1/15 (水) 18:00-19:00 中出慎佑(West Goat Coffee オーナーバリスタ)
1/21 (火) 18:30-19:30 髙橋久美子(古本屋サイダーハウス・ルール)
2/4 (火) 17:30-19:30 三浦京子(丸喜屋商店・食育インストラクター)
2/18 (火) 19:00-20:00 山崎大介(ZOOT HORN ROLLO店長)
浜松市田町で、福祉施設でありながら私設の公民館でもある「ちまた公民館」がいろいろなイベントを行います。哲学カフェ「かたりのヴぁ」、銅版画教室、パステルアート講座、ゲームーー。持ち寄り企画もお待ちしてます!
[開館時間]月・火・水・金・土 12:00-17:00(木・日・祝日はお休み)
2025年1月26日(日) 公開トーク「”できなさ”の現場から考える」(京都哲学研究所×レッツ)開催決定!
※現在、調整中。詳細が決まりしだい、随時、情報をアップしていきます。
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たけし文化センター連尺町
〒430-0939 静岡県浜松市中央区連尺町314-30
ちまた公民館
〒430-0944 静岡県浜松市中央区田町327-24
認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ
電話:053-451-1355
メール:lets-arsnova@nifty.com