
11月ツアーのご報告
11月25・26日、一泊二日のツアーを行いました。

朝はアルス・ノヴァの最寄駅に集合。
車でのヴぁ公民館へ向かいます。
のヴぁ公民館では、まずスタッフによるガイダンス。
だいちゃんに美味しいコーヒーを淹れてもらいつつ、説明を聞きます。

続いて、徒歩でアルス・ノヴァへ。
アルス・ノヴァに着いたら、さとみさんによるあだな命名。
お客さんが名乗れば、すぐにその場であだなをつけて、「あだな命名名刺」を贈呈。
あだな名刺を名札がわりにつけたら、次はかわちゃんのアルス・ノヴァガイドツアー。
2階から3階まで、独自の目線でガイドしてくれます。
途中の部屋の雰囲気に惹かれて、脱線するお客さんも。それもまた、ひとつの楽しみ方。
そして、あっという間にお昼ご飯の時間。
1階に戻って、みんなでお弁当を食べます。
さとみさんやかわちゃんは、先ほどのお客さんとトーク中。

お昼ご飯のあとは、自由行動。
好きなところでのんびりしたり、お出かけしたりします。


2階ではピアノを弾いたり、ドラムを叩いたり。
公民館で、もう一度だいちゃんにコーヒーを淹れてもらったり。
近所の神社へ出かけて、布をまとって舞ってみたり。


知る人ぞ知る「おが台車」も出発。
おがたくんの好きな家電などを積んだ台車と、さらにお客さんを乗せた台車も出ていきます。
居心地のいいところを探したり、いろいろ見て見たり。
夕方、今日一日の自分を振り返って、紙に記録します。
アルス・ノヴァでは毎日、一人一人のことを記録するのですが、
はっきりとした項目立てはなく、
それぞれのスタッフが見たその人のことを、スタッフ同士で回しながら書いていきます。
今回はその形式を借りて、
まず自分自身のことを書き、そのあとにみんなで回して読んだり、コメントを書いたりしました。
その後は、代表の久保田とのトークタイム。
テーブルを囲んで、じっくり話しました。
さて、お待ちかねの夕飯です。
いつもイベントでお世話になっているparlorCOTEFさんにケータリングに来ていただきました。
おいしいご飯を食べながら、話に花が咲きます。
最後にはみんなでテーブルを囲んで話す時間も。
お互いの話を聞きながら、さて自分はどうだろう、などと思いをめぐらしていたのでしょうか。

夜も更けて、ゲストハウスへ。
話はまだまだ尽きないようでした。
2日目朝、アルス・ノヴァへ集合。
この日はケンさん、けんごさんをガイドに、浜松の街へ繰り出します。

まずはバスで浜松駅へ。ケンさん、お客さんの間に座ります。しばらくして、前に座っているツアーのお客さんのところへ挨拶に行きます。挨拶を返してもらうと、元の座席へ。そしてまた、前へ挨拶に・・・
浜松駅に着いたら、スタッフ山森による街歩きツアー開始です。

ブラジルの食料品が買えるお店に行くと、ちょうどカラオケ大会が行われていました。
そちらも気になりつつ、スナックを買って食べたり。
さらに街歩き。ディープな浜松を行き、
中心部へ抜けて、イベントを見物しました。
レッツゆかりの場所もいくつか行きました。
2017年の1月から2月にかけてレッツが運営していたスペース「表現未満、」実験室や、
以前の「たけし文化センターinfo lounge」、今は「黒板とキッチン」となったところ、
新しい施設の予定地にも足を伸ばしました。
「黒板とキッチン」のあるビル(駐車場になっています)の8階には、囲炉裏があります。
そこで昼食と休憩と振り返りを・・・と思っていたところ、
ケンさん、まだ火の入っていない囲炉裏に布を突っ込み、さっと取り出し、灰が舞いました。
のんびりしていたお客さんも、慌ただしく灰の掃除にかかっていたところ、
ケンさん、囲炉裏のそばに置いていたバケツを蹴り、水が舞いました。

ケンさん、準備ができるまで囲炉裏から離れたところで待機してもらうことにしました。

ようやく準備ができ、街中で買ったご飯で昼食です。
のヴぁてれびクルーのアラン和也さんも合流しています。
別の用事でやってきたのですが、いろいろ手伝ってくれています。



ご飯のあとは、この2日間で特に印象に残ったことを絵日記にして発表しました。
台車に乗せてもらって、おが台車の後ろを走ったことや、
ケンさんと初めて、手を「コツン」とすることができたこと、
たくさんの人と出会い、話をしたこと。
絵日記についての語りの中から、それぞれがこの二日間どんなことを考えて過ごしていたのか、伝わってくるようでした。
また、今回はテレビを見て来られた方も多かったので、実際に体験してみてどうだったか、などを話しました。
テレビでは「特別な場所」として紹介されていたが、体験してみるとこれが普通だと感じた、しかし、自分の日常の中にはこのようなところはない、と話す人もいました。
昨日に引き続き、「あるがまま」について、それぞれの体験から話す場面もありました。
何かをすることと、それのいい/悪いは分けて考える。
まず、人と人との関係でありたい。
何より「自分」なのではないか。
・・・
でも、答えは出ません。この問いも、みなさんのお土産になるのでしょうか。
ツアコン、時間を忘れて話し込んでしまい、駐車場での解散となりました。
アランさんにお客さんの道案内をお任せし、ガイド2名とスタッフ2名は車へ、お客さんたちは浜松駅へ。
2日間とはいえ、なんだか名残惜しい気分です。
この観光は、ツアーの2日間だけではなく、
家に帰って、いつもの生活に戻ってからふと思うことも、観光の一部かもしれません。
また、思い出して来たくなったら、遊びにきてください。
