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「手さぐりの『表現未満、』」ヒアリング② ~田口史人さん~

先月2月16日、東京・高円寺にあるお店「円盤」の店長・田口史人さんから、お話を伺ってきました。「円盤」は、高円寺駅から徒歩5分、高架沿いのビルの中にあるレコードショップ・イベントスペース・喫茶店が一体となったお店です。店内には、自主制作レコード・中古レコード・自作本・古本・自作楽器・Tシャツ・雑貨などが所せまし並べられ、商品はすべて「作った人が自分で納品してくれたもの」というちょっと変わったお店です。

田口さんは店長と並行して、多種多様な“音源”が入ったレコードの収集家・自主制作レーベルの主宰・音楽ライターとしても活躍されています。今回、音楽のことだけではなく、田口さんの多岐に及ぶ活動とその奥にある“人々の暮らし”“関係性”を聴いてきました。

「音楽をよく聞いていたけど、音楽には興味がなかった」という不思議な子供時代の話から始まったインタビューは、ライブに出られずCDを出す機会もないミュージシャンたちのCDを作っていたという自主制作レーベル『OZ disc』の話へとうつり、次第に「人との関わり・多様性」の話へと広がりました。

また、潰れたレコード屋の店長から、お店の宣伝用レコードや個人的な年賀状レコードといった“音楽ではない”音源が入った特殊なレコードを譲り受けた話。戦後の人々の気持ちや暮らし、レコードを聞くという体験、レコードという“モノ”を通して見えてくる人間模様といった話が語られました。

いろんなものが“デジタル”へと変化していく時代における“モノ”のあり方とは?「表現」の奥にある「何か」を考えさせられるヒアリングとなりました。ヒアリングの内容は後日アップします。しばしお待ちください!

(渡邊)

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「表現未満、」を編む アサダワタル(文化活動家)

表現は一人で行うものなんでしょうか?表現とは意図的な内面の表出なんでしょうか?そもそも生活と表現となにが違うんでしょうか? 「住み開き」、「 表現のたね 」 などの著書を手がけ、「千住タウンレーベル」などのアートプロジェクトも行うアサダさん は、身近にある行為・活動を編み直して、新しい表現とその 可能性を実験・模索しています。そんなアサダさんに「表現」 の意味をもみほぐしてもらう2時間です。

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