レッツが社会デザイン賞2025 優秀賞を受賞しました
社会デザイン学会が主催する「社会デザイン賞」の優秀賞に、認定NPO法人クリエイティブサポートレッツが選ばれました。福祉を支援する・されるという関係性から離れ、地域を交差させながら多様な人が混ざり合う場を生み出していることが評価されました。
(以下、社会デザイン学会プレスリリースより抜粋)
社会デザイン賞 2025 年度受賞者決定
一、受賞者
大 賞 株式会社 アバンティ(代表取締役社長 奥森秀子)
優秀賞 NPO法人 クリエイティブ・サポート・レッツ(理事長 久保田 翠)
学会奨励賞 森田系太郎
株式会社 バリュー・ブックス(代表取締役 鳥居 希)
一、社会デザイン賞の目的とねらい
パラダイムの大きな転換期にある現在、これからの社会デザイン(新しい生き方、新しい社会のあり様など)を模索し、社会の生き残りと再生を考えるにあたって必要とすべき
<知>や<技>の形成に寄与する優れた研究者および実践者に対して褒賞を与え、今後の研究や活動の一層の発展を応援することを目的とします。これにより、「社会デザイン学」の更なる深化と発展が図られることを期待します。
一、選考委員
菊地 栄 立教大学兼任講師
栗原 彬 立教大学名誉教授
近藤 誠一 国際ファッション専門職大学学長/(元)文化庁長官
塩月 亮子 跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授
橋本 佳子 映像プロデューサー
細田満和子 星槎大学教授共生科学部教授
宮崎 正浩 社会デザイン学会会長/跡見学園女子大学特任教授
山極 清子 株式会社WIWIW 取締役会長
一、社会デザイン賞 選考理由
社会デザイン優秀賞 NPO法人クリエイティブ・サポート・レッツ (代表理事 久保田 翠)
NPO法人クリエイティブ・サポート・レッツは、静岡県浜松市で重度の知的障害をもつ人々を中心とした活動を行うアートを主軸にしたNPO施設です。従来、重度障害者は社会に馴染みにくいと見なされ、周縁へ追いやられてきました。レッツはそうした特徴を「その人にしかない表現」と捉え直し、一人ひとりを丸ごと肯定する姿勢を貫いています。支援する・されるという関係性から離れ、「共創」という姿勢で福祉とアート、そして地域を交差させながら、多様な人が混ざり合う場を生み出しています。
運営する場である「たけし文化センター」「アルス・ノヴァ」では、障害の有無や年齢、立場を越えて人が集まります。100時間をかけて福祉施設で過ごす「タイムトラベルツアー」や、利用者とスタッフが外へ出向いて地域に関わる「かしだしたけし」など、社会の側が変わるきっかけをつくる取り組みも特徴的です。こうした実践は、福祉を「支援する場」から
「出会いが起きる文化装置」へと変えていくものです。
レッツは、誰も排除されないインクルーシブな社会を具体的な形として提示し、「あたりまえ」を問い直す場づくりを続けています。その活動は、身体という自然に社会が向かい合う実践であり、社会の意味を問う挑戦でもあります。多様性と共生を日常生活の中で、力強く示すその姿勢は、社会デザイン優秀賞にふさわしい取り組みです。
