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新入社員日記
レッツで働いてどう感じているか、書いてくださいと言われた。書きながら、まとまった文章を書くのが難しいと気がついて、普段メモ程度に書いていた日記から抜粋してちょっと編集したものと、依頼された後から読まれる用に書いた日記を並べてみた。
8月25日(日)
・どう?どうなんだろう。もしかしたら、ほんとに何も考えていないのかもしれない。気持ちよく?集中して?躊躇いなく?ぼーっとできるようにはなった。
・「他人の命令を無視して服従しない自由」
8月22日(木)
杏林堂で買ったペヤングとごぼうサラダを雑に食べていると、すでに昼食を済ませた土屋くんがこっちを見ている。見ているな。食べ終わりそうなタイミングで「お・く・じょう!」と一言。わかりました。食べ終わったらサンダルに履き替えるので少し待っていてください。ゴミを捨てにキッチンの方に行くと、柊くんが座ってどこかを見ているような見ていないような顔をしている。よく楽しそうに水遊びしているし、このまま若者の夏を終わらせてはいけない…!と、「水!パシャパシャ!屋上!」と声をかけて、反応がくる前に手を引いて一緒に外に出た。土屋くんはこういう時、1人でやりたいのかなという気はしている。屋上に行って、でかい桶に水を溜めている時に「柊くんも一緒に入っていい?」と聞いてみたら、YesともNoとも言わないが泣きそうな顔をしていた。すまんよ。すでに盛り上がっていた飲み会に、その場にいるメンバーと面識のない友人を連れて行ったあの時の気まずさを思い出した。たまにバケツに水を分けてもらい、柊くんの足元にかけてみる。土屋くんはマイペースにひたすらバケツの水を頭から被っている。そんな時スッとこちらに寄ってきて、柊くんの頭に水をぶっかけた。優しさ…なのか…?柊くんはあまり状況を飲み込めてない感じだけど、嫌ではなさそう。その後もたまにバケツを持っては柊くんに水をかけてやっている土屋くん。優しさ…なのかも…。先輩…!
その後土屋くんはじゅうぶん楽しみ、でかい桶をひっくり返して水を流したらさっさと帰ってしまった。いつも桶は自分で片付けてるじゃん!気ぃ遣いすぎてもうヤダになったんだろうか。自分の知っている感情を当てはめてしまいそうになるけど、「まぁ知らんしな」。
8月26日(月)
凸凹まつりのチラシ発送作業をしないといけない。封筒に「後納郵便 ゆうメール」のハンコを押すのを川ちゃんに手伝ってもらう。最初は慎重かつ険しい表情で「ぎゅっ…」とやっていたが段々慣れたのか、慎重さは残しつつ「ぽんっ」「ぽんっ」とリズムができている。すすす…と寄ってきた大ちゃん(違うことをしようとしていたのかもしれない)にも「ハンコ手伝ってくれる?」と聞くと、快く「やる!」と応えてくれた。大ちゃんにはレッツの住所印(シャチハタ)をお願いする。私が封筒を置き→大ちゃんがハンコを押す→押した封筒を避けて新しい封筒を出す、の手順でやっていたのだけど、慣れてきたのか「ぽん」「ぽん!」「パァン!!」「ダァン!!!」と段々ダイナミックになっていき(表情も段々クールな感じになっている気がする)、「ダァン!!!」の時には速すぎてインクがつかなくなっていた。
8月27日(火)
机に突っ伏していたこっちゃんの近くに寄って目が合うと、「髪、切らないの?」と聞かれた。最近は髪のことを忘れていたので、切るとか切らないとかがよくわからず「あー…でも黒っぽく染めたいんだよね。茶色くなっちゃったから」と曖昧に返事をしたところ、「似合ってるよ」と言ってくれて、友達みたいだなと思った(普段は別にそんなこと思わないしこっちゃんも同様だと思う)。前にも、どんな格好をしていたか忘れたけど「いいね、似合ってるね」と声をかけてくれたことがあり、他の人に言われるよりなんだか嬉しかった。
6月10日(月)
海へ。青い。最初怪訝な顔をしていた小原くんがついにカバンを置いて楽しそうにしていたのがよかった。髪に砂が絡まることを気にせず横になりたい。こういう時坊主が羨ましい。
6月11日(水)
1時間くらい本気エアロビをしたら筋肉痛になった。
5月9日(木)
土屋くんが「ダイキ!」って言ってて何かと思ったらダイキンの室外機のことだった。あれは?と聞いたらちゃんと「みつびしでんき」。
5月11日(土)
icloud上に2014年の学生のヴぁ合宿の時の写真が残っていて、記憶が残ってないなーとびっくりした。写真をたくさん撮っておこうと思った。
4月6日(土)
優作クッキング、パンケーキ作ったらホットプレートの弱と強をずっと間違えて超強火で焦がした。
4月22日(月)
急に新居くんが「大人の恋、してるの?」と聞いてきた。寝てる明くんの名前を呼んだら「はい…」と返事した。
4月26日(金)
午後たけちゃんと過ごしただけでヘトヘト。トイレ1人介助、一生できる気がしない。
(※できるようになった)
4月28日(日)
あるマイノリティ性を考える時に軽視される別のマイノリティ性みたいなことを考えていた。
3月22日(金)
ハイホーが頭から離れない。
1月29日(金)
「事務スペースに入るなら小さな声で」と釘を刺された新居くんが、今日も小声で頑張っていた。休みの日に何をしていたかメモに書いて教えてくれた。
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